埼玉県桶川市は、江戸時代より早咲紅花として有名な宿場町でした。
山形県の最上紅花よりも先に温暖な気候を活かした紅花を栽培して栄えていました。
紅花は高級な染料として取引されていましたが、化学繊維の発達により紅花産業は縮小してしまいました。
現在、桶川で食用として紅花を栽培している農家さんは少なく、貴重な紅花となってしまいましたが、紅花は古来より巡りを良くし更年期の女性に良いとして紅花(こうか)という呼び方で漢方にも使用されていました。
巡る紅花ブレンド茶は、店長自身が婦人科疾患を経験したこと、そして地元の紅花の歴史を知ったことがきっかけで生まれたオリジナルブレンド茶です。
中国産が多い紅花。
そんな中、貴重な日本産、しかも食用として紅花栽培されている数少ない地元農家さんの協力の元実現しました。
ブレンドされた焙じ茶は、狭山茶農園で自家焙煎した香り高い焙じ茶を使用しています。
焙じ茶の為に厳選した原料を一度焙煎し、1年間熟成させそこから焙じる事で、まろやかさが引き出されたこだわりの焙じ茶です。
また、女性の体に嬉しいイソフラボンを含む黒豆は山口産です。
癖のある紅花を焙じ茶と黒豆でブレンドすることで、香ばしい香りと共にまろやかさが感じられ体の中から温まる感覚を体感できます。
紅花だけでは飲みにくいと思った方や、ハーブティーが苦手な方でも美味しく飲みやすい紅花茶です。
●ノンカフェインですか?
黒豆と紅花はノンカフェインです。
焙じ茶のカフェイン量は茶葉によってかわります。
巡る紅花ブレンド茶で使用されている茶葉は「番茶」に近いので、ほとんど気にならないレベルです。
もし気になる場合は「水出し」にすると抽出量はさらに少なくなります。
【参考量】
・TB1個・・・400ml/1晩
カフェインは温度が高いと溶け出す物質で「苦味」の原因となります。
その為「熱湯」でお茶を淹れると苦くなり、冷水で淹れると苦味がなく甘いお茶になります。
●冷茶にできますか?
お湯出ししてから、氷をたくさん入れて急冷をお勧めします。
ナイロンティーバッグは高級感がありますが、それぞれメリットデメリットを考慮して採用しました。
意外と適切な量を私たちは知らないことが多く、実は思っていたよりも多いまたは少ないお湯の量で飲んでいたなんてこともあります。
巡る紅花ブレンド茶は、300~400ccが適量で、少し大き目なマグカップで丁度よい量です。
また、写真で見ていただくとわかると思いますが、材料をほとんど細かくせずにティーバッグにしています。
あまり細かくすると香りが出にくくなってしまう為です。
巡る紅花ブレンド茶は、袋を開けた瞬間からずっと香りを楽しめます。
ハーブティーや漢方茶に含まれる紅花はたくさんの他の茶葉やハーブに埋もれがちです。
少しでも紅花の存在感を感じてもらう為、シンプルなブレンド内容にしました。
また、基本はやはり美味しく飲んでいただきたいと思いますので、日本人が想像しやすく飲みやすいブレンドにしました。